東京・町田痴漢冤罪事件のAさんが収監
昨年12月に最高裁で1年6月の実刑が確定した東京・町田痴漢冤罪事件のAさんが7月23日、東京地検立川支部に出頭し収監されました。今年2月に出頭命令が出されていましたが、直後に大腸がんが発見され、手術し、延期されたものです。
当日は朝から70人以上の支援者が駆けつけました。「救う会」、国民救援会都本部や支部、大阪の堺・美木多応援団、学生時代の仲間でつくる町田冤罪事件糾(ただ)す会などから激励のあいさつが続きました。
Aさんは「真実を求めて裁判をたたかうとどうして実刑にされるのか、理解できない。事実と証拠を無視した裁判は納得できない。必ず健康な体で出てきて真実を明らかにしたい」とあいさつしました。ご家族も声をつまらせながらあいさつし、今後の支援を訴えました。
最後に検察庁まで全員で歩き、Aさんは家族と最後の抱擁をかわして地検に入りました。
救う会と国民救援会は、東京地検立川支部と立川拘置所に対し、大腸がんの半年ごとの検診を主治医のいる病院で実施すること、東京に近い刑務所に服役させることを要請しました。
救援新聞 2009年8月25日号