愛知・マツヤデンキ過労死訴訟で逆転の勝利判決
障害者枠でマツヤデンキに就職した心臓疾患障害者の小池勝則さんが、残業、ノルマに追われ死亡し、遺族が労働災害認定を求めている愛知・マツヤデンキ過労死訴訟で名古屋高裁(高田健一裁判長)は4月16日、過労死を認定する逆転勝利判決を言い渡しました。
報告集会で弁護団は、判決は障害者として雇った以上、業務が過重かどうかの判断は、その労働者の症状を基準とすべきとしていることに注目。判決で憲法と障害者雇用促進法に違反していることをきちんと認めたことは大きな前進、と評価しました。原告の小池友子さんは「主人の苦しみが認められました」と支援者へ感謝と喜びを語りました。
国は判決を不服として、不当にも最高裁に上告しました。弁護団は、最高裁で判決を確定させ、過労死労災認定基準の改正につなげたいと決意を表明しました。
救援新聞 1010年5月15日号