日弁連が人権擁護大会
憲法など3分科会開く 鳥取
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日本弁護士連合会(日弁連)主催の第四十八回人権擁護大会が十日から鳥取市で始まりました(十一日まで)。一日目は「憲法は、何のために、だれのためにあるのか」「いつまでもこの地域で暮らしたい」「日本の住宅の安全性は確保されたか」の三分科会が開かれました。憲法問題の分科会会場の県民文化会館には、七百人の弁護士、市内の高校生八百人、一般百二十人が参加しました。
二國則昭日弁連副会長が「いま、改憲論議がさかんに行われています。こうしたなかで『憲法は何のため、誰のためにあるのか』をテーマに憲法の基本的原理、国民主権、恒久的平和主義、立憲主義の立場から改正論議の是非について考えたい」とあいさつしました。
「最近の改憲をめぐる論議」「憲法をめぐる日弁連の活動」について、宮尾耕二同シンポジウム実行委員会事務局次長と立石雅彦同実行委員が基調報告しました。
樋口陽一東京大学名誉教授が「国家がしてはならぬこと、国家がなすべきこと―『立憲主義』の意義を考える」と題して記念講演しました。
憲法学者、ジャーナリスト、弁護士などによるパネルディスカッションも行われました。
2005年11月11日(金)「しんぶん赤旗」