東京・世田谷国公法弾圧事件
つじつま合わせの警官証言
11月6日、東京地裁で、世田谷国公法弾圧事件の第7回公判が開かれました。公判では、昨年9月10日の事件当日に宇治橋眞一さんを逮捕したとされる小澤巡査部長、世田谷署で宇治橋さんを取り調べた肩野警部補、池尻住宅からビラの回収をした大貫巡査長の3人の警察官に対する検察側の証人尋問が行われました。
小澤巡査部長は、110番通報をうけて、パトカーで他の2人の警察官とともに最初に現場にかけつけた警察官です。宇治橋さんに対して、なんで住宅に無断で入ったのか、住所・氏名を問いただしたが言わないため、午後0時20分に住居侵入罪で逮捕したと証言しました。
肩野警部補は、宇治橋さんの弁解録取書を作成したこと、宇治橋さんの所持品について、ビラなどは任意提出を受けたが、身分証明書と名刺などについては、令状を執行して押収したと証言しました。
弁護側は、「宇治橋さんへの逮捕は、世田谷署内で行われており、逮捕行為そのものが不当である」と主張しています。
報告集会のなかで宇治橋さんは、「(現場で逮捕したとの検察側主張のつじつまあわせのため)今回の警察官の証言にはかなりのウソがある」と発言しました。弁護団から、次回(12月7日)以降3回の公判で、これら3人の警察官にたいする弁護側の尋問によって、警察官のウソを暴いていきたいと報告がありました。