衆議院で憲法審査会の規定が強行採決
改憲に固執する勢力は、海賊対処法案で自衛隊の海外派兵・武器使用の拡大による実質的な改憲を狙い、あわせて明文改憲への動きを強めています。
このもとで自民・公明両党は6月11日、国民の反対を押し切って、衆議院憲法審査会の規程(定員や議事の手続など)案を同院本会議で強行採決しました。
憲法改悪の発議や国民投票に関する法律案などを審査する憲法審査会は07年に衆参両院に置かれましたが、「憲法改悪反対」「憲法を守れ」の国民世論の広がりの前に、規程を定めることができませんでした。
衆議院憲法調査会の始動を許さない運動を強めるとともに、参議院憲法調査会での規程制定を許さない世論を広げましょう。
救援新聞 2009年6月25日号